マートン・ノルムとマタイ効果
マートンノルム
マートンは現代科学知識の発展と普及の要因として以下の規律が科学者たちの間に共有されているとしました。
- 共有主義:科学者は発見を独占してはいけない。
- 普遍主義:科学の業績は科学者個人の性格や地位とかかわり無く評価されれなければいけない
- 利害超越:科学者は発見したものを利害を超越したやり方で用いらければいけない
- 独自性:科学者の主張は新しいものでなければいけない
- 系統的懐疑主義:科学者は新しい知識を批判的、客観的に評価しなくてはならない
これをマートン・ノルムと呼びます。
マタイ効果
マートンは条件に恵まれた研究者はその環境で優れた業績を上げ、さらに条件に恵まれるというメカニズムを指摘しました。マートンはこれを新約聖書の中の言葉から借用して、「マタイ効果」と名づけました。著名な科学者による科学的文献には承認が与えられますが、無名な科学者には与えられないという問題もあります。マタイ効果は科学の発展を促進するプラスの側面と、阻止するマイナスの側面を持っているとされています。